お笑いネタ帳(使えそうなネタがあったら教えてネ!)

子どもの頃は、テレビは高価で家庭にテレビなんて夢の世界でしたから当然よりラジオが
主役でした。ラジオの番組は、レコードをかけて流す音楽番組や寄席中継、ラジオドラマ
が全盛だったこともあり、落語は楽しみに聞いていました。

落語が好きになったきっかけは「てんしき」を聞いてからだと思います。「転失気」とい
う落語は、  医者に転失気はありますか?」 と聞かれ、意味を知らない和尚はその場を繕
い、小僧に「転失気を借りて来い」 と使いに出す話しです。「おなら」が落語になる。し
かも、おならを借りに行くという滑稽さが私を虜にしました。

その後三遊亭歌奴(現圓歌)の「授業中」、柳亭痴楽の「綴り方狂室」、林家三平のナン
センス落語と楽しい落語がさらに落語好きにしていきました。

昭和33年暮れになると我が家にもテレビがやってきました。当時は、NHKと日本テレ
ビ、テレビ東京(現TBS)しかありませんでしたが、昭和34年になると一気にフジテ
レビとNETテレビ(現テレビ朝日)が開局しテレビ番組が豊富に増えました。

中でも大喜利の祖と言われる「お笑いタッグマッチ」がフジテレビで始まりました。木曜
昼12時15分から45分(しばらくして金曜に移行)の番組で見ることができないはず
の時間帯なのに良く覚えているのはなぜかわかりません。

番組のオープニングに司会の春風亭柳昇がトロンボーンを吹いていたのが印象的でした。
三遊亭小円馬、桂伸治、三笑亭夢楽、柳屋小せん、春風亭柳好、金原亭馬の助といった当
時の新進落語家が、三人づつ二組に分かれて話を作り、討論するというものでしたが、落
語とはひと味違うおもしろさに気が引かれました。

この番組で小せん師匠の、とぼけた味がよくて好きになりました。現在アマチュア無線が
私の趣味の一つになっていますが、昭和39年の東京12チャンネル(現テレビ東京)の
ドラマ「ハローCQ」に「小せん」が僧侶役で出ていたことがきっかけでした。

お笑いタッグマッチの出演者の一人、桂伸治(現文治)が番組提供の丸美屋のCMに出て
いて、マン丸い目ん玉をひんむいて、“いい玉、ノリタマ”ってやっていたのも気に入っ
ていました。

私が中学生時代の昭和38年からは、『大正テレビ寄席』NETテレビ(現テレビ朝日)
が放送が始まりました。いわゆる寄席とはひと味違ったモダン寄席で、日曜日の正午から
45分間の放送でした。司会の牧伸二のもと「てんぷくトリオ」、「コント55号」、
「Wけんじ」、「東京ぼん太」などの芸に爆笑しお笑いが落語から漫才(トリオ)やコン
トに移行しつつあることを実感しました。この番組は昭和53年まで15年間も続きまし
た。

同じ昭和38年にはフジテレビで「サンデー志ん朝」がはじまり志ん朝も大好きになりま
した。

私が高校に入ると昭和41年日本テレビで「笑点」が毎週日曜日16:30〜17:10の枠で
放送開始されました。番組は「演芸」「談志とゲストの対談」「大喜利」の三部構成。
真打ちは談志と円楽だけで、あとの4人は二ツ目という若々しい構成で人気になり今に
至っています。

このころ、落語を演じたくて高校のオチケンに顔を出しましたが、そこに集まっていた
人たちはふだんの会話から落語の口調になっていてので自分の出る幕はないと落語から
フォークに興味の中心が移っていきました。

「笑点」の司会者は、談志−>前田武彦−>三波伸介−>三遊亭圓楽と司会者が変わり
ました。2代目前田武彦の「笑点」の時代にはテーマソングが歌詞つきだったので思い
出そうとしますが歌詞がうろ覚えで断片しか思い出せません。それでもインターネット
等を通してようやく歌詞がわかりました。(笑点のテーマ歌詞はこちら

私が教員になって2年目の昭和50年10月にテレビ朝日(土曜14:00〜14:55)で「末
広演芸会」が始まりました。「お笑い七福神」が人気コーナーですが、これは明らかに
笑点大喜利の二番煎じ。とはいうものの昭和56年まで放映時間の変更はありましたが
続きました。

末広演芸会が放送打ち切りになるとレギュラーの寄席演芸番組は「笑点」のみという寂し
い状態になりましたが、平成16年BS日テレで土曜19:00〜「BS笑点」が始まった
り、ちばテレビで月曜19:00〜「浅草お茶の間寄席」が始まったりしました。

もしかして、これも小学校4年生国語に落語「ぞろぞろ」が教材になったことと関係し
ているのかもしれません。

さて、前置きが長くなりましたが、そんなわけで落語が趣味ということもあり我流ながら
落語を演じています。素人なのでプロのような話はできませんので落語のマクラにするよ
うな話、小咄でお茶を濁しております。

落語は三流と言うことから三流亭を名乗り柳亭痴楽師匠が大好きだったこともあってそこ
からもじって気楽と自称し三流亭気楽の根多を載せるページにしたいと思いました。

ここに載っている根多はすべて実際の落語家が演じているものですが、適当に三流亭気楽
のやりやすいように改変しているものもあります。(勝手に変えてごめんなさい)
                                        

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